フランス語で王冠と名付けられた「ラ・クロン」は、 “黄金の悪魔”と恐れられたイギリスのソブリン・オブ・ザ・シーズに対抗し、フランス国家の栄光を示すために1636年に建造されました。船体全体はブルボン王家の百合の紋章をモチーフにした数多くの木彫り飾りで豪華に飾られていました。オランダの造船技術の流れをくむ設計で、堂々と した外観と共に非常に優秀な船でした。そしてそれ以後のフ ランス造船技術の発展のために大きな影響を及ぼしました。　船体はフレームとキールを組み合わせる方式で、二重貼り構造になっています。装飾豊かな部品が多く、完成した時は豪華さ、重量感が満喫できます。縮尺：1/100全長：805mm　全高：615mm購入時のままで、未組立。部品の不足は確認していません。箱のつぶれもなく、美品です。日本語の説明書はありません。長期保管のため、図面が薄茶色く変色しています。(9・10枚目の写真)寝室に保存し、毎年害虫燻蒸していますので、状態は良いと思います。帆船模型キットを組立てるのは、決して難しくありません。一見難しそうに見えますが、飽きずに一歩一歩作業を進めれば必ず形になります。頭のなかで完成時の姿を思い描きながら、丹精込めて完成させる楽しさに勝るものはありません。